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バフェット式の投資

私はやはりバフェット式の投資がしたい。好きな株を10年単位で保有したい。理想はまだ一般的には普及していないサービスやツールを将来量産し、私達の生活を劇的に変えてくれる企業に早くから投資したい。今私が想定している未来を変えてくれそうな企業は3つある。今日はその未来のリーダーの話。



私達の生活を変える技術は今ある技術の延長線上にある


2007年にiPhoneが発売されわずか17年で私達の生活はすっかり変わった。今やスマホはまるで体の一部のようになり、スマホなしで外出することはほとんどの人にはあり得ない時代になった。


でもその前にもBlackberryやPalm Pilotなど、iPhoneの先駆けになったデバイスは存在し、iPhoneも突然出てきたのではなくて、すでにあった物の延長線上にあった。ただ、生活必需品になった初めがiPhoneだったのだ。


そしてバフェットがAppleの株を初めて買ったのは2016年1Q。iPhone 発売後約10年経ち、画面の大きいiPhone6が初めて出てきた後だった。その後、Apple株価は約10倍になった。


だから想像力を膨らませば次の10年で私達の生活を劇的に変えてくれるテクノロジーやデバイスやサービスがイメージできるはずだ。


3つの新しい世界観と勝ち組の企業


私の想像力を駆使してイメージする10年後の世界にあり、今ないものは主に3つ。


①AI搭載のロボット(ロボタクシー、人型ロボット、ドローンなど)が街中や家の中に普通にいる生活


②コンピューターは画面ではなく空中に映し出されたモニターになり、入力はキーボードより音声が主流になる


③各企業がAIを駆使し生産性を爆上げ。ルーチンな仕事は全てAIがするようになる


このそれぞれの世界で主権を握る企業はまだ上場していないかもしれない。でも上場している企業の中でも期待できそうな企業がある。①はTesla、②はMeta、③はPalantirだ。


今日はこの中の①のロボットの時代について詳しく考察してみる。②と③はまた後日(フォローして待ってて!)


ロボットの時代・ロボタクシー


今、みんなが一番イメージしやすいロボットはロボタクシーだろう。将来的にはほとんどの人は車を持たず、道を走る自動車は運転手のいないロボタクシーが主流になる。


その世界がいずれ来るのは間違いない。Full Self Driveも技術的にはすでにかなり近いところまで来ているとも思う。


ちょうど10月10日にTSLAが二人乗りのロボタクシー、CybercabとマイクロバスサイズのRobovanを発表した。これらの車にはハンドルもアクセルやブレーキのペダルもない。


イーロン曰く、これらの車は動くリビングルームだ。


The devil is in the details. 悪魔は詳細に宿る。約2割の時間で8割方できてしまうが、残りの2割を完成させるのに時間全体の8割がかかる、というのはよくあること。


しかも車は人の命がかかっている。そのため規制が厳しいので、FSDが技術的には完全に可能になっても、ロボタクシーが認可されるのはまずは限られた都市だけだろう。


私がイメージする道を走るほとんどの車が無人運転となる未来が実現するにはまだ20年くらいかかりそうな気がする。


だから私はロボタクシーよりもTSLAの人型ロボットが先に普及する気がしている。


ロボットの時代・人型ロボット


一家に一台、いずれは一人に一台、人型ロボットアシスタントがいる時代が来る。


ロボットは掃除や洗濯、料理や子供の宿題の手伝い、犬の散歩や買い物など、今お手伝いさんを雇ってしてもらうような仕事のほとんどをやるようになる。



街を歩けば人型ロボットが人に混じって歩いている。スーパーマーケットでは人型ロボットが買い物かごを片手に買い物をしている。


そんなロボットが車より安い値段で買えるなら、爆発的に売れると思う。特に人手不足の日本では劇的に売れそう。


でもまずは人型ロボットは企業向けに大量に生産されるはずだ。なぜなら、企業はある特定の用途に特化した人型ロボットが必要なので、家庭で必要な汎用性のあるロボットより作りやすいから。


例えば、アマゾンのウェアハウス。品物を棚から運んで箱に詰めたり、在庫を確認したり。今はかなり機械でオートメイトされているけど、まだまだ人がやっている部分がかなりある。アマゾンのウェアハウスは激務でトイレ休憩もさせてもらえない、などと、話題になったこともある。


人型ロボットは24時間、休みなく、充電中の時間以外は365日、毎日お給料なしで黙々と働いてくれる。


本当に一台が車の値段くらいで変えるのなら、人件費の1年分にもならないはず。1年以内で投資の元が取れるなんて、まさにLow-hanging fruit. すぐに簡単に手に入る成果だ。売れないはずがない。


大手企業がすでにウェイトリストに名を連ねていると聞く。


いずれ工場での流れ作業なども全て人型ロボットになると思う。コンビニやレストランの店員なども全部人型ロボットになるだろう。


私たちが普通に人型ロボットと会話することに違和感を感じない世界がいつか来る。人型ロボットで対応できない場合のみ、人が呼ばれる。人は各店舗一人ですむ。


最近聞いた話でアイスクリームのチェーン店が店舗を拡大したいのに、人が雇えないので、拡大を諦めたというのがあった。


その実業家はもし注文を聞いてアイスクリームをすくってカップやコーンに入れて渡すだけの人型ロボットが買えたら店舗を拡大していた、と言っていた。


人を雇うのは一苦労だ。バイトはすぐ辞める、当日来ない、店長がいないとサボる。人を探すのも問題のある人を辞めさせるのも本当に大変だ。


その点、人型ロボットならちゃんとプログラムされていれば一切そんな心配はない。そしてもし問題があれば販売元に連絡して直してもらえばいい。経営者としてはもうまさにノーブレイナー(考える必要もないほど簡単な決断)。


まずこれらの特定の用途に特化したロボットが普及し、その後はもっと汎用性のあるロボットが普及するだろう。介護施設などはまさにうってつけ。


普通の会社でもルーチンな作業や考えることをあまり必要としない業務、例えば資料のコピーや会議やイベントのセットアップなど、はみんな人型ロボットに任せればいい。


考えば考えるほど、人型ロボットが普及しないわけがない。今後5年くらいで普通に人型ロボットをあちこちで見かけるようになると私は思う。


さらに人型ロボットは人間が行きにくいところにも簡単に行ける。酸素はいらないし、毒ガスを吸うこともないし、放射能を浴びても大丈夫だろう。太陽充電さえできれば水も食料もいらない。


将来的には人類が火星に住める準備をロケットに乗せた人型ロボットがするのだろうと私は思う。イーロンはそこまで考えてる。


ロボットの時代・ドローン


ドローンの技術はどんどん進化して中国のドローンショーなどは信じられないほど精密化していて驚く。でもドローンはまだまだ進化していくと思う。


私は実はドローンにAIを組み合わせて色々な事業に合わせたドローンをコントロールするソフトウェアを作る非上場会社に投資してる。


今のところ、ドローンは動画や写真を撮ることの主に使われているイメージだけど、いずれは配達や人を乗せるドローンも普及するだろう。


空を見上げるといつもいくつものドローンが飛んでいる未来がきっとくる。それらが他のドローンや人や建物などにぶつからないように自動運転するのもAIの仕事だ。


ロボダクシーとドローンタクシーが普及すれば渋滞は無くなるし、物流のコストもすごく減ると思う。


さらに軍事関連の偵察や攻撃も主にドローンになるだろう。となれば、ドローンを制する国が軍事的にも優位になる。だから中国はあれだけドローンに力を入れているのだと思う。


テスラがAIドローンをなぜ作っていないのか、私は不思議に思っている。


AIをネットにたとえるなら今はモデム時代


AIの技術は実は新しくない。ではなぜ最近になって急にこんなにもてはやされるようになったのか?


それはChatGPTというアプリができたから。


インターネットは存在してもネットに繋がるパソコンがなければほとんどの人は使えない。


ネットに繋がるパソコンはあってもアマゾンのようなネット販売のサイトがなければネットは情報集めにしか使えない。


アマゾンのようなサービスができてもみんながパソコンを持ってなければ普及はしない。


結局ネットが爆発的に普及したのはスマホができてからだ。スマホはパソコンを持っていない人でも今はほぼ全員が持ってる。


今のAIの段階はネットにパソコンがモデムでつながったくらいの段階。一般人でも使えるようになったけど、まだ一握りの人たちしか使ってないし、使い道も限られてる。


でもそのうちにAIのアマゾンモーメントが来て、AIのスマホモーメントが来る。その時にTSLAは5兆ドル企業になっていると私は思う。


TSLA株はかなり持っているからこのまま持ち続けたい。(2024/10/26~)


まだ見ぬ世界を想像し、その夢にかけて株に投資するのはなんと楽しいことか。バフェットが生涯かけて打ち込んできた理由がよく分かる。投資はお金儲けではない。心から楽しめる最高の知的スポーツだと思う。



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