ナーバスな相場・でもパニックではない
今相場はテク関連株やディージェン株が大きく下げていることで、とてもナーバスになっている。
今回の下げはまず、DOGEの防衛費削減で、ディージェン株のPLTRが下げ始めたことから始まった。
その後出てきた経済指数が予想より弱かったこともあり、経済減速を心配するムードがさらなるリスク資産からの資金流出を促した。
特に最近加熱しすぎてイナゴ状態だったディージェン株たちは先週から軒並み2桁以上下げている。
火曜日はついにビットコインも9万ドルを割った。
流出した資金は生活必需品、ヘルスケア、資源材、公共事業など、ボラが低く、防御的な(不況に比較的強い)セクターに流れている。
さらにセーフヘイブンの国債にも流れている。10年債金利はここ1週間で4.56%から4.33%まで下がった。
恐怖指数であるVIXも徐々に上がってきている。
でもまだパニック、と言える状態ではないと思う。
だいたい、パニックを起こすほどの危機を迎えていると思わせるニュースも今のところない。
S&P500 はMETA以外のマグ7が下げているだけでその他の株はほとんど年初来、まだ上げている。
私の見解ではこれはただ単に、急速に上げすぎた株たちのエアポケットが大きくなりすぎ、自分の体重を支えきれなくなって落ちてきただけで、割と健全なのではないかと思っている。
2月はカレンダー季節性にも下げやすい。
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