私の思うトランプの思惑
ここから先はたくさんの記事やブログを読んで、色々な人の話を聞いた後で私が今現在思うトランプの意図。これは明日のストーリー展開でまた変わるかもしれない。あくまでも今現在の憶測でしかないので、信憑性はゼロ。
トランプの支持者は相場なんて見てない(人が多いと思う)。
トランプの支持層は一般的に低所得層や労働者階級。そしてこれらのほとんどの人たちは株なんて持ってない。家もない。資産は銀行に現金がちょっとあるだけ。
去年出回った世論調査で有名だったのが、S&P500 は去年23.3%上がったしGDPも2.8%成長したんだけど、アメリカの平均的な人はS&P500 は下がったし経済も不況だと思ってた、ってやつ。
つまり、トランプ支持者は株価なんて知らないし、気にもしていないのだ。気にしているのは食料品の値段と自分の仕事が安定しているかどうか。
だからトランプはおそらく目的を達成するためには相場は下がってもあまり問題ないと思っている可能性が高い。
トランプの目的は何?
じゃあトランプは一体何を達成しようとしているのか?それは
・Deep State (Bureaucracy)を一掃すること(DOGE)
・不公平な関税の是正をすること(相互関税)
・違法移民を一掃すること
・アメリカの産業を活性化すること(関税・減税・規制緩和)
・財政赤字を改善すること(DOGE、軍事費削減、関税、Golden VISA)
トランプがやろうとしていることは全てこれらのどれかの目的につながる。
これらの目的はかなり野心的。相当な荒療治をやらないと達成できない。しかも荒療治なので2年後の中間選挙で勝てる保証はない。つまりトランプは2年間でこれをやり遂げようとしている。
こんな目的、1つできてもすごいのに、トランプは全部やろうとしている。
2年でこれらの目的を達成するためには悪いところを見つけて治すだけでは間に合わない。システムを一度ぶっ壊わして新しいシステムを作った方が速い。リフォームではなくて建て替えだ。
別の言い方をすればコンマリ。クローゼットを見渡して要らないものを見つけるだけでは、すでにぎゅうぎゅうに詰め込まれたクローゼットは使えるようにならない。後ろに隠れた要らないものは見つからない。
一旦全部外に出して、ときめくものだけ元に戻す。あとは全部処分する。そうすればスッキリとした使い勝手のいい、必要なものだけが入ったクローゼットになる。つまりトランプはアメリカをコンマリしようとしているのだと私は思う。
だから行動がラディカル。そのためには株式相場が一時的に下がることなど厭わないだろう。
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