Skip to main content

Posts

Showing posts from October, 2024

大統領選挙

アメリカ大統領選挙は1週間後に迫った。今週はマグ7の決算と雇用統計もある。10年債の金利は上昇中なのに各株指数は最高値近辺。景気はいいのに金は最高値更新、原油は低迷中。つまり相場が教科書的な動きをしていない。今日は私なりに何が起こっているのか解説し、マグ7決算のプレビューをする。 2016年と2020年の大統領選挙との比較 様々な世論調査や賭けサイトのデータが出回っているが、私が一番興味深くみているのはこのデータ。 これは2016年トランプがヒラリーに勝った時の選挙と2020年にバイデンに負けた時の選挙の10月28日時点での世論調査のデータの比較だ。 そしてこれが実際の選挙のバトルグラウンド州の結果。 見ると分かるように、2016年も2020年もトランプは今の時点でバトルグラウンドと言われる、勝敗を分ける州の世論調査でかなり遅れをとっていた。特に対バイデンではかなり差がついていた。 でも蓋を開けて実際の結果と比べてみると、どの州でもトランプは世論調査よりも多い票数を勝ち取った。唯一世論調査と同じ結果が出たのは対バイデンのジョージア州だけ。 そして、今回はどの州も今の時点でトランプがリードしている。 そして驚いたことにここへ来て、国レベルの人気票でもトランプがリードしている。 トランプの一期目はトランプは大統領選挙では勝ったが人気票は取れていない。ヒラリーがトランプより290万票多く獲得した。 カマラが人気票を取れなかったら、大統領選挙に勝つことは不可能だ。 だから、賭けサイトではトランプが圧倒的に有利で、6割以上の確率でトランプが勝つと評価されている。 様子が逆転したのは10月に入ってから トランプが完全有利になり始めたのは10月に入ってから。それまではハリスは人気票で2%以上勝っていた。 これはハリスが色々な所でインタビューを受け始め、ボロが出てきたからだと思う。トランプも色々な所でインタビューを受け、こちらも多少は影響があったかもしれないが、カマラのボロの方が影響がかなり大きいと思う。 それくらい彼女のインタビューは酷い。 10月に入って、図の下の青い幅が狭まり始め、ここ1週間でなんと逆転した。もしトランプが人気票も取って勝てば実に20年ぶりの共和党候補の人気票勝利になる。 今の相場はトランプ勝利の織り込み 今の相場の動きは機関投資がトランプ勝利を見越して相場を...

バフェット式の投資

私はやはりバフェット式の投資がしたい。好きな株を10年単位で保有したい。理想はまだ一般的には普及していないサービスやツールを将来量産し、私達の生活を劇的に変えてくれる企業に早くから投資したい。今私が想定している未来を変えてくれそうな企業は3つある。今日はその未来のリーダーの話。 私達の生活を変える技術は今ある技術の延長線上にある 2007年にiPhoneが発売されわずか17年で私達の生活はすっかり変わった。今やスマホはまるで体の一部のようになり、スマホなしで外出することはほとんどの人にはあり得ない時代になった。 でもその前にもBlackberryやPalm Pilotなど、iPhoneの先駆けになったデバイスは存在し、iPhoneも突然出てきたのではなくて、すでにあった物の延長線上にあった。ただ、生活必需品になった初めがiPhoneだったのだ。 そしてバフェットがAppleの株を初めて買ったのは2016年1Q。iPhone 発売後約10年経ち、画面の大きいiPhone6が初めて出てきた後だった。その後、Apple株価は約10倍になった。 だから想像力を膨らませば次の10年で私達の生活を劇的に変えてくれるテクノロジーやデバイスやサービスがイメージできるはずだ。 3つの新しい世界観と勝ち組の企業 私の想像力を駆使してイメージする10年後の世界にあり、今ないものは主に3つ。 ①AI搭載のロボット(ロボタクシー、人型ロボット、ドローンなど)が街中や家の中に普通にいる生活 ②コンピューターは画面ではなく空中に映し出されたモニターになり、入力はキーボードより音声が主流になる ③各企業がAIを駆使し生産性を爆上げ。ルーチンな仕事は全てAIがするようになる このそれぞれの世界で主権を握る企業はまだ上場していないかもしれない。でも上場している企業の中でも期待できそうな企業がある。①はTesla、②はMeta、③はPalantirだ。 今日はこの中の①のロボットの時代について詳しく考察してみる。②と③はまた後日(フォローして待ってて!) ロボットの時代・ロボタクシー 今、みんなが一番イメージしやすいロボットはロボタクシーだろう。将来的にはほとんどの人は車を持たず、道を走る自動車は運転手のいないロボタクシーが主流になる。 その世界がいずれ来るのは間違いない。Full Self Drive...

核戦争を防ぐことが何よりも最優先

私が今家族と外国の友達たち全員に視聴を勧めてる動画がある。シカゴ大とコロンビア大の教授が登壇したAll-In Podcastの対談だ。目から鱗。最近気になって勉強しているElliot Wave説のアナリスト達は近い将来長期にわたるベア相場が来ると予言しているが、もし彼らが正しいとしたら原因はこれかもしれない。 今の投資家は地政学リスクに対する感度が鈍くなっている 地政学リスクはロシアがウクライナに侵攻して以来もうずっと高止まりしているのに、株価は上がり続けているので、最近は株投資家達は地政学リスクに鈍感になりつつある。 地政学リスクというのはもともと予測が難しいし、それを恐れてブル相場を逃した投資家が多いので、「ああ、またか。今回もどうせ大した事ないだろ」と、いわゆるオオカミ少年的な状況になりつつある。 だから先週と今週、中東の状況がかなり深刻化しているにもかかわらず、株価にはほとんど影響が出ていない。 かくいう私も「地政学リスクなんて気にしてたら投資できないよ」と正直思っている。 でもこのように悪いニュースに慣れすぎて悪いニュースに反応しないような、投資家達の認知に歪みがある時は要注意であることが多いとも思う。 ​ この動画を見て頭をガツンと殴られた そんな認知の歪みにどっぷりと浸かっていた私が、約2週間前に初めて見て以来、私はこの動画をすでに7~8回は見てる(2024/10/12現在)。そのくらいこの動画には衝撃を受けた。 このお二方はシカゴ大学教授のJohn Mearsheimer氏とコロンビア大学教授の Jeffrey Sachs氏。地政学と外交の専門家だ。 お二人の意見は概ね一致しているのだが、その意見は今までのメディアで聞いてきた話と全く違う。それでいて地政学に詳しくない人でも簡単に理解できる容易な言葉で理路整然と語ってくれている。 目から鱗というより、頭をガツンと殴られたような気がした。地政学リスクなんて無視で大丈夫、核戦争なんて起きっこないじゃん、とお花畑でルンルンしていた能天気を反省している。 以下、私がこの動画から受け取った大事なメッセージを解説する。 ​ アメリカはいい奴じゃない "We are not nice guys" メインのメッセージはアメリカはいい奴ではない、ということ。 アメリカはいわゆるAdministrat...