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マグ7たちのコメント・AIのレースはGPUと電力の勝負・鯨たちはNVDAを売った後

 マグ7たちのコメント

1Q決算でマグ7の各企業は軒並みCAPEXの予想数字を上げてきた。METAは$65billionから$72billionへ。GOOGは$65billionから$75billionへ。AMZNは$83billionから$100billionへ。MSFTの25年のCAPEX予想は$80billion。

これらの数字のかなりの部分がNVDAに流れる。NVDAの今年の売り上げ予想は今約$200billionなので、上記4社の合計CAPEXだけですでに$327billionである事を考えるとおそらく、予想を超える可能性は高そうだ。

さらにイーロンはテネシーにColossusと命名された巨大なデータセンターをx AIのために作り、2025年と2026年で1million GPUを搭載すると宣言している。

だから、中国に売れなければそのキャパを他に向ければいいのだと思う。

AIのレースはGPUと電力の勝負

NVDAの売り上げ成長率はAI元年から2年経った今でも、いまだに需要によるものではなく、TSMCがチップを作る速さ、つまり供給によるのではないか。そしてこの状況はしばらく終わりそうにない。

は、AIのレースは実質的には技術や創造性によって勝つものではなく、GPUと電力をいかにたくさんコントロールできるかによって勝つものである、と認識しているのでNVDAは引き続きとても優位な立ち位置にいると思う。

鯨たちはNVDAを売った後

さらに面白いのが、鯨たちはここ1年、NVDAを買っていないということ。

この表はWhale Wisdomのデータを元に私が作ったんだけど、去年の1Qから今年の1Qで以下の鯨たちは全員NVDAを売っている。この間、NVDAの株は約15%上がっているので、金額が同じなら株を売ったということになる(その間、買って売った可能性はあるが、期末から期末で見ると売っている)。


あの投資のカリスマ、ドラッケンミラーさんに至っては全て売ってしまった。彼のポートフォリオは2023年の終わり、約1割がNVDAだった。

これは一見、悪い事に見えるかもしれないけど、機関投資家がすでに売ってしまった、またはこれからもっと買うかもしれない、というのは強気な事なのだ。特に最近売ったのではなく、ここしばらくずっと比重が低いのであれば強気案件だ。

そしてこれらの鯨たちの動向は機関投資家たち全般のセンチメントを表しやすい。私はたくさんの機関投資家がNVDAをたくさん持っていたら逆に心配になる。

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