2026年の株価はどうなる?
私の1月5日時点での考えは2026年はS&P500は上がったり下がったりを繰り返しながら通年ではやはり上がるのではないかと思っている。 2025年のS&P500のプライスターゲットは7200だったので2026年もしばらくはそのままで行こうと思う。ただし、1年のどこかで8000を超えるかもしれないし、1年のどこかで6200を割るかもしれない。そんな年になりそうな気がする。
AI革命は今何イニング?
なぜ私は2026年も上がると思うか?中間選挙やOBBBの経済促進、Fedの利下げなど、色々要因はあるが、一番大きい理由はAI。
巷ではやれAIはバブルだ、とか、AI設備投資サイクルは相互投資のイカサマだ、減価償却のミスマッチで業績を水増ししている、などと不安を煽る投稿がたくさん見られるが、私はAIという第3次経済革命はまだまだ序の口だと見ている。
こちらは先日のWeBull Japanでのウェビナーで使ったマインドマップの一部(ウェビナーの録画は無料で視聴できます。視聴の方法は記事の最後。)実際にAIが大々的に普及するのはソフトウェアとハードウェアが出揃ってから。
AIの現在位置はNeural NetとLLMという発明があり、これから来るAIブームに備えてインフラを作っている段階。
ネット革命のタイムラインに例えるなら、インターネットプロトコルとブラウザーという発明ができて光ファイバーのケーブルを来るネットブームに備えてそこら中に張り巡らせている段階と同じ。
結局最終的にネットが爆発的に普及したのはWiFiとスマホができてから。WiFiとスマホができて初めてソーシャルメディアが大々的に普及し、E-Commerceが普通になり、マグ7が大きく成長したのだ。
AI革命はまだWiFiとスマホに値するハードウェアやソーシャルメディアやギグエコノミーに値するソフトウェアが出て来ていない。
E-Commerce に値するLLMは出てきたけど、まだパソコンを持ってる人だけがAmazonから本だけを買っているような段階。
タイミング的にはインターネットの発明による情報革命のサイクルの1997年1998年ごろではないかと思う。
この時期、S&P500は1995年から1999年まで5年連続で上げている。しかも利上げがあった1994年の1.54%の下げを除くとその前の3年間も連続で上げている。95年からの各年の上げ率は34.1%, 20.3%, 31.0%, 26.7%, 19.5%と度肝を抜くレベルだ。
これはS&P500の年足のチャート。iPhoneとWiFiが出揃った2008年以降の上げの激しさがよく分かる。コロナが来てスマホとネットがさらに一気に普及し、ネットのサイクルは2021年で終わり、2022年に株が下げた、と思ったら2023年にAIサイクルが始まったのだ。
ベア相場はいつ来る?
今が1997年1998年くらいだとすると気になるのは、S&P500が2000年3月に高値をつけて、その後3年連続で下げて約40%の価値を失ったこと。
でも今回はS&P500が40%も下げるような数年間続くベア相場が来るとは私は思わない。
なぜか?ネット革命の時はインフラができてからハードウェア(iPhone, WiFi, etc) が出てくるまで5年以上のギャップがあったのだ。せっかく張り巡らされた光ファイバーの8割以上は10年くらい電気が通らなかった。
ところが、今回はデータセンターのGPUはできるはじからどんどん計算を初めている。電気の通らない、置いてあるだけのGPUなんて存在しない。
さらにマグ7のバリュエーションも2000年の頃のハイフライヤーのPEに比べるとかなり健全。
しかも、ネット革命のスマホに匹敵するAIハードウェアもあと数年で普及し始めるだろう。ネットの時のような長いギャップは起こらないと思う。
まず、ロボタクシーはほぼそこまで来ている。私は先日3年乗ったテスラモデル3を最新のモデルYに乗り換えた。2年前に試したFSDに比べて最新のFSDは信じられないほど進化している。私は今は約8割でどこに行くのでもテスラに運転してもらっている。快適の極みである。
そしてAppleもそろそろネイティブのちゃんと使えるAIをiPhoneに搭載してくれるだろう。METAもAI搭載のウェアラブルデバイスを近々開発してくれることを期待する。
そのデバイスがメガネなのか、ブローチなのか、イアフォンなのか、それとも全く別のものなのかはまだ未知だが、それが私たちの完全なるセカンドブレインになる。もう聞いたことも見たことも全て忘れない。AIが全てを記録、要約し、オンデマンドで情報を再生してくれるようになる。
レストランの予約も各種チケットの手配もデバイスが全ての履歴と好みを把握して勝手にやってくれる。まさに有能な秘書だ。
実際にそこまでできるデバイスはまだ数年先かもしれないけど、そのプロトタイプ的なものは2026年に出てきそうだ。
オプティマスのような人型ロボットが巷に出回るまではまだしばらくかかりそうだけど、工場やウェアハウスのような場所での作業に特化した汎用型ではない人型ロボットが搭載され出すのも2026年が元年だろう。そうなるとそれを導入した企業のマージンが上がり、業績が伸びる。
だから2000年から2003年のような数年に渡るベア相場は来ないと私は思う。2026年あたりは上げ下げを繰り返して横ばいの地固めをしてくれるとありがたいな、と私は希望的観測をしている。そしてもし下げたとしても、それは買い場でしかないと私は待ち構えている。
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